保育と教育

通信制大学の偏差値は測定不能!その理由とは?

通信制大学の偏差値は存在しません。なぜなら、通信制大学には学力試験がないからです。

通信制大学への入学を考える人の中には、入学難度を図る偏差値が気になる方もいることでしょう。

たしかに、日本社会において大学受験と偏差値は切り離すことのできない関係であり、「偏差値が高い大学=良い大学」「偏差値が低い大学=良くない大学」という価値観が蔓延しています(個人的に、そうした偏差値至上主義は大嫌いです)。

そうした価値観が広がる社会において、通信制大学の偏差値が気になるのは無理もないことでしょう。

とはいえ、結論からいってしまえば、通信制大学に偏差値という概念を当てはめることはできません通信制大学の偏差値は算出できないのです。

当記事では、通信制大学の偏差値が測定不能である理由について解説していくので参考にしてください。

学力試験がない

通信制大学には、志願者に学力試験を課すことはなく、書類選考や面接が実施されることがほとんどです。

そのため、志願者の学力を相対評価する偏差値で通信制大学の入学難度を表すことはできません。

そもそも「偏差値」とは?

そもそも、偏差値とはどのような数字なのでしょうか?

偏差値とは、テストの得点などの数値が、集団の平均値からどの程度へだたっているのかを示す数値です。 ※Sci-pursuit「偏差値とは何か? – 偏差値の意味と求め方」から引用

偏差値の求め方を調べると、なにやら難しそうな数式がでてきますが、通信制大学への入学を考える人は詳しく理解する必要はありません。

それよりも、以下の偏差値の特徴を把握しましょう。

●偏差値は営利企業である予備校が算出している

●偏差値は公的に認められている指標ではない

●予備校ごとに偏差値の算出方法は異なる

●偏差値はあくまで入学難度を示すもので大学の価値を示すものではない

大学受験の偏差値は、営利企業である予備校、すなわち河合塾や駿台予備学校などが算出している数値です。そのため、偏差値に公的なお墨付きが与えられているわけではありません

また、メディア等で偏差値をもとに大学の序列が語られることがありますが、偏差値とはあくまで大学の入学難度(一般試験)を示すものであって、大学の評価そのものを示す数値ではありません。

つまり、「偏差値の高い大学は入学する価値のある大学」「偏差値の低い大学は入学する価値のない大学」という考えは本来成り立つものではないのです。

そのため、学力試験のない通信制大学への志願者が、偏差値を気にするのは意味のないことだと理解しておきましょう。

通学課程の偏差値を気にするのは無駄

通信制大学への入学を考えている人が、通学課程の偏差値を気にするのは止めましょう。通学課程の偏差値を参考に、入学する通信制大学を決めるなんて、もっての他です。

なかには、通学課程の偏差値をもとに通信制大学のランキングを掲載しているサイトもありますが、通学課程の偏差値と通信制大学の難度には何の関係もありませんので、志願者の方は惑わされないようにしましょう。

それよりも、以下の点に注意しながら入学先の通信制大学を決めましょう。

【入学する通信制大学を決める際の重要点】

●興味ある学問が学べるか

●授業料はどれくらいかかるか

●スクーリングの有無および頻度

●卒業率はどれくらいか

通信制大学への入学を希望する人は、「きちんと継続して学習に取り組めるかどうか」、通学課程の偏差値からではなく、カリキュラムや学費、学習体制などから総合的に判断しましょう