思考

バス停でよく見かけるキリストの幕屋『生命之光』を読んでみました

バス停近くに吊るされている冊子『生命之光』を読んでみました。

どうも~!あさひです。

突然ですけど、皆さんはこの冊子をご存じでしょうか。

バス停によくある『生命之光』という冊子。

地域によるかもしれませんが、バス停のすぐそばで吊るされている『生命之光』という冊子です。

名前からして宗教臭さ、うさん臭さがぷんぷんと漂ってきますが、好奇心と怖いもの見たさから気になっている人は多くいるのではないでしょうか。

僕もそんな人間の一人です。

というわけで、当記事ではバス停によくある『生命之光』の中身を紹介していきます。

「キリストの幕屋」の機関誌です

『生命之光』は、キリスト教系の新興宗教である「キリストの幕屋」から発行されている機関誌です。力強いフォントから、勝手に仏教系や神道系かと思っていましたが、違うようです。

 私たち「キリストの幕屋」は、日本を愛し、聖書の信仰に生きるグループです。聖書の国イスラエルと深いつながりをもち、聖書の根本に立ち帰ろうと願っています。信仰の基となる聖書を正しく理解するために、旧約聖書、新約聖書を原文で読むことを大切にしています。 ※キリストの幕屋公式サイトから引用

キリストの幕屋とは?

「キリストの幕屋」は、カトリックやプロテスタントから異端扱いされている宗派です。

キリストの幕屋が、カトリックやプロテスタントから異端扱いを受けている理由として、以下の3点が挙げられます。

●原始福音

●ユダヤ信仰の強さ

●民族主義との習合

原始福音

原始福音とは、新約聖書に書かれている、イエス・キリストが説いた福音(喜びの知らせ)、すなわち人間の救いと神の国についての教えです。また、イエスの弟子たちが、聖霊の生命と喜びをもって生きた信仰のことです。

※「キリストの幕屋」公式サイトから引用

さんようちゅう君
さんようちゅう君
ど、どういうこと?

原点に立ち返り、純粋にイエス・キリストやその弟子たちの教えを信仰していこう、ということでしょうか。

無教会主義

原始福音を説くであるキリストの幕屋は無教会主義のもと信仰活動を行っています。無教会主義とは、内村鑑三により提唱された、日本独自のキリスト教信仰のあり方です。

むかしイスラエルの人々は、モーセに率いられてエジプトを脱出し、荒野を歩きつづけてカナンの地(今のイスラエル)に至りました。その道中、神の指図により幕屋(天幕)を造りました。一行が移動するたびに、新しい場所に幕屋が組み立てられ、神と出会う聖所として用いられたのです。※「キリストの幕屋」公式サイトから引用

たしかに、キリスト教の長い歴史を紐解けば、教会は神聖な場であると同時に、信仰の腐敗の象徴でもありました。

富や権力を追い求め、神の名のもとに私腹を肥やす聖職者がキリスト教の堕落を招いたことは事実であり、「真の信仰のために教会は必要ない」という考えは、一定の説得力を持つものがあります。

ユダヤ信仰が強い

キリストの幕屋は、ユダヤ信仰が強い宗教です。

たとえば、既存のキリスト教では宗教的特徴として十字架が用いられます。一方、キリストの幕屋の宗教的象徴は、ユダヤ教の宗教的特徴と同様メノーラー(枝付き燭台)が利用されます。

キリストの幕屋は、原始福音にもとづき活動を行っています。

そのため、キリスト教の原点であるユダヤ教や、聖地エルサレムがあるイスラエルとの結びつきを深めようとすることは必然といえるでしょう。

民族主義との習合

キリストの幕屋は旧新約聖書の教えを信奉すると同時に、民族主義を説いています。

 私たちは、キリスト教徒である前に日本人であることを大事にしています。日本には長い歴史があり、年月をかけて作られた文化があり、四季折々の風物があります。日本人の心は、そうしたものの感化によって耕されてきました。

※「キリストの幕屋」公式サイトから引用

また、キリストの幕屋は、保守団体の「日本会議」や「新しい歴史教科書をつくる会」と関係が深いとされています。

事実、キリストの幕屋の機関誌『生命之光』では、保守的な言論が多く記述されており、日本会議会員である山谷えり子のインタビュー記事が掲載されています。

『生命之光』の中身を読んでみる

天皇陛下即位への祝辞

バス停にある「キリストの幕屋」の機関誌『生命之光』の中身です。

『生命之光』の表紙をめくると、天皇陛下即位への祝辞が記述されていました。キリスト教系宗教団体の機関誌としては珍しい気がしますが、どうなんでしょうか。

保守系議員 山谷えり子氏との対談記事

『生命之光』にて。参議院議員との対談。

『枕草子』や『日本書紀』の話と絡めながら、保守系議員である山谷えり子氏が、いかに日本は素晴らしい国なのかを語っています。

この対談記事だけ読めば、ただの保守系冊子だと勘違いしてしまいそうです。

日本の原風景

『生命之光』にて。グラビアの日本の原風景。

宮崎県高千穂の美しい風景が掲載されています。

意外に質の高い漫画

『生命之光』で連載中の旧約聖書に関する漫画ですが、意外に質が高いです。

「THE EXILE STORY」という6ページの漫画が掲載されていました。「EXILE(流浪、亡命)」とあるように、旧約聖書の「バビロン捕囚」が描かれています。

紀元前6世紀、ユダ王国が滅ぼされ、ユダヤ人がバビロンに強制移住させられた出来事ですね。

オウムガイちゃん
オウムガイちゃん
世界史で習った!

絵は「かのえ とく」という方が描いているようですが、検索してもでてきませんでした。なかなか上手な絵が描かれていて、意外と漫画としての質は高いと思いました。