どんもー!保育士の筆記試験を無事突破することができたあさひです!
保育士試験の勉強では様々なことを学ぶことができました。
特に食と栄養は面白かったです。今まで「好きなモノ食おうぜ!」的価値観だった僕には縁の無い分野だったので、とても新鮮で楽しかったです。
また、知識だけでなく、保育士に対する価値観も大きく変わることになりました。
それは、「保育士は児童福祉のプロフェッショナル!」であると気づけたことです。
保育士の勉強をする前の僕は「保育士=エプロンをつけて、子ども達と一緒に遊ぶ保育園の先生」というイメージを抱いていました。
しかし、実際に資格の勉強をはじめてみると、「保育士」は、そんな単純なイメージでは語ることができない、と気づきました。
Contents
保育士にもいろいろ種類がある!
一概に保育士といっても、様々な種類の保育士が存在します。
皆さんが「保育士」と聞いて、まず最初に思い浮かべるイメージは、「保育園で働く先生」ではないでしょうか。
たしかにそれは間違いではありません。多くの保育士は保育所で働いています。
しかし、よくよく求人情報を調べていきますと、必ずしも「保育所で働く先生」というイメージがすべての保育士に当てはまるわけではないということがわかってきます。
保育所以外の施設で働く「施設保育士」
保育士のなかには、「施設保育士」と呼ばれる方達がいます。
施設保育士とは、保育所以外の児童施設で働く保育士のことをいいます。
はい、保育士は保育所以外の様々な場所でも働いています。
あとで詳述しますが、大雑把に説明しますと、身寄りのない児童を保護する児童養護施設や学校終わりの子どもたちに居場所を提供する学童保育施設等々…
繰り返しになりますが、保育士と言っても、すべての人が保育所で働いているわけではないのです。
医療の現場で働く「病棟保育士・医療保育士」
病院内の児童施設で働いている保育士を「病棟保育士」、「医療保育士」と呼びます。
入院中の子どものケアを行う専門職ということで、医師や看護士との連携が必要になります。当然、医療の知識も必要です。
2007年には日本医療保育学会により「医療保育専門士」という資格が新設されました。
病院の中で闘病中の子ども達を支えている医療保育士という存在は社会的に重要なポジションです。
まだその認知度は低いですが、病院の中でも保育士は頑張っているという現実に、我々はもう少し目を向けるべきではないでしょうか。
保育園以外の職場は?保育士資格を活かして働ける施設
既に上の方で書きましたが、保育士は保育園以外の施設でも需要がある社会的価値の高い職業です。保育士の求人情報を見ていきますと、様々な施設が保育士を求めていることがわかります。
病院
既に書きましたね。医療保育士として病院内の保育施設で働きます。
乳児院
恥ずかしながら、保育士試験ではじめて「乳児院」という施設があることを知りました。
乳幼児の基本的な養育機能に加えて、虐待を受けた児や病児・障害児などに対応できる専門的養育機能を持っています。
乳児院の入所期間は、半数が短期で、短期入所は子育て支援の役割であり、長期の入所では乳幼児の養育のみならず、保護者支援や退所後のアフターケアを含む親子関係の再統合支援という重要な役割を担っています。 引用:東京都済生会中央病院「乳児院のご紹介」
この乳児院でも保育士は求められています。医師や看護士、栄養士などと連携し、乳児の生活を支える大事な役割を担っています。
児童養護施設
児童養護施設において保育士は、子どもたちへの生活指導などが求められています。
児童自立支援施設
児童自立支援施設も試験勉強でその存在を知りました。
児童自立支援施設とは、児童福祉法第44条の規定による児童福祉施設で、不良行為をなし、又はなすおそれのある児童のほか、環境上の理由により生活指導等を要する児童に対して入所・通所による指導を行い、その自立を支援し、あわせて対処した者についての相談援助を行うことを目的とする施設です。
児童自立支援施設は、都では誠明学園及び萩山実務学校の2か所、全国には58か所の施設があります。 引用:東京都福祉保健局「児童自立支援施設とは」
児童自立支援施設において、保育士有資格者は児童生活支援員として働くことができます。
学童保育
保育士の力は、学童保育の場でも求められています。
個人的に意外だったのは、保育士が小学生を相手にする、という点です。
保育士の試験勉強をする前の僕は、
「保育士は乳児、幼児のみを相手にしている」
という固定観念にとらわれていました。
しかし、児童養護施設や学童保育等で働いている保育士は、あらゆる年齢の児童を相手にしています。
そう考えると、保育士って凄くないですか?乳幼児のみだけでなく、小中高生までもカバーできるその守備範囲は、まるで広島カープの菊池選手を彷彿とさせますね!
様々な施設で働けるからこそ保育士には幅広い知識が求められている
保育士試験の勉強を始めて感じたことは、試験範囲広すぎぃ!!!ってことです。
保育士試験は筆記試験だけで最大9科目勉強しなくてはなりません。
受験者の中には、こんなに幅広く勉強する必要があるのか?と疑問を持つ人もいるようです。
たしかに、直接保育とは関係ないことまで試験には出題されますから、文句を言いたくなる気持ちはわかりますねぇ…。
範囲は広いけど勉強頑張ろう
だけど、既に見てきた通り、保育士は様々な児童施設で求められている「児童福祉のプロ」です。
「プロフェッショナル」である以上、保育や教育に関連した幅広い知識を身につけるのは当然のことだと僕は思うのです。
どうせ保育士試験を受験するなら、愚痴をこぼすよりも、さまざまな知識をしっかり吸収して有意義な学びにつなげていきたいですね。
僕はこれから二次試験を受験することとなります。保育士試験を受験する方は一緒に頑張りましょう。