吃音

吃音セルフヘルプグループってどんな集まり?

どうも、かつて吃音のセルフヘルプグループの運営に携わっていたあさひです。

さんようちゅうくん
さんようちゅうくん
そんな過去があったんだね
オウムガイちゃん
オウムガイちゃん
人は見かけによらないのね

 

みなさんは、セルフヘルプグループ(自助グループ)というものをご存知でしょうか。障害や病気などをもっている当事者たちがお互いに支えあうことを目的としたグループのことをいいます。

一般的には、アルコールや薬物に関するグループが有名であります。しかし、世の中にはさまざまな障害や疾病のセルフヘルプグループが存在しています。もちろん、吃音に関する自助グループも存在しています。

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吃音分野ではどのようなセルフヘルプグループが存在するか

言友会

まず、吃音分野における自助グループで一番有名なのが「言友会(げんゆうかい)」です。

NPO法人全国言友会連絡協議会(全言連)は、吃音(どもること)がある人のセルフヘルプグループ 「言友会」の中央連絡機関として、1968年に東京で設立されました。

各地言友会はそれぞれ独立して運営されていますが、全言連は①言友会を代表し、官公庁やマスコミ、その他団体に対する窓口機能を果たしているほか、②全国、あるいは広域で取り組むべき事業の実施、③認知度向上や公的支援の獲得など吃音がある人のための社会的支援の推進、④言友会の新規設立など地域活動の推進などの役割を果たしています。

引用:特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 公式HP

言友会は歴史が長く、その活動は国内のあらゆる地域で行われています。

最近では、後ほど紹介する若者向けの自助グループ「うぃーすたプロジェクト」の登場により若い人の参加が減ってきているという話を聞きますが、地域によっては若い子たちが活躍している言友会もあるようです。

うぃーすたプロジェクト

うぃーすたプロジェクトは、2014年に京都で発足した若者を中心とした吃音サークルです。現在主に、関西、関東、東海、九州地方での活動を行っています。

引用:うぃーすたプロジェクト公式HP内「うぃーすた」とは

僕がかつて運営として関わっていたのが、この「うぃーすたプロジェクト」です。うぃーすたプロジェクトは主に10代から30代の吃音者が集まるサークルであり、毎月の例会後には皆で飲みに行ったりしていました。

また、スポーツ例会や年末には忘年会などがおこなわれていますので、若い人が同年代の吃音友達を作る場として最適ではないでしょうか。

ジークフリーツ

ジークフリーツは、平成14年春、「吃音の苦労や悩みをひとときでも忘れてみんなで歌おう。」 と有志が集まったのがはじまりです。 以来、吃音サポートグループとしてどなたでも参加できる毎月の月例会を中心に活動してきました。 2010年には狛江市社会教育関係団体として承認され、 「グループ活動を通した分かち合い、育ち合いの場」として、 吃音のある方、ご家族、医療・教育・福祉関係者などが、一緒に活動しています。 引用:ジークフリーツ公式HP「ジークフリーツとは」

僕はジークフリーツに参加したことはありませんが、歌を歌うグループということでずっと気になっているグループであります。吃音者は、喋ることは苦手ですが、歌うことはそうでないですからね。

吃音のセルフヘルプグループに通うことのさまざまな利点

さて次に、セルフヘルプグループに参加することの利点をみていきましょう。

吃音の悩みを共有できる

吃音のセルフヘルプグループに通う最大の利点は、同じ吃音者と悩みを共有できるという点にあるのではないでしょうか。

吃音者は100人に1人いると言われていますが、日常生活で同じ吃音持ちの人と出会うことは滅多にありません。そういう意味で、吃音者の周りに悩みを直接共有できる人はほとんどいない場合がほとんどです。吃音者は孤独なのです。

しかし、セルフヘルプグループにいけば、周りの人はほぼすべて吃音者です。なんというパラダイス。

オウムガイちゃん
オウムガイちゃん
貴重な環境ね

 

吃音のセルフヘルプグループでは、どもっても全く問題ありません。というより、どもるのが普通であり、どもらないのが異端なのです。外の世界と価値観が真逆になるわけですね。

当然、程度の差はあれ、みんな吃音の理解をしてくれます。そして、悩みを共有してくれます。日常生活で吃音に疲れてしまった人がそのストレスを発散させる場として、セルフヘルプグループはオススメです。

吃音についていろいろと気づかせてくれる

同じ吃音症といっても症状などは人それぞれです。もちろん、セルフヘルプグループに集まる方たちの症状も十人十色です。

様々な吃音者たちとのコミュニケーションの中で、同じ障害でも人それぞれ症状や癖などが違うことを気づかせてくれます。

さんようちゅうくん
さんようちゅうくん
吃音に対する理解が進むんだね

吃音者の友達ができるかも

自助グループで出会った人とは、友達にもなれます。実際、吃音を通じて知り合った人達とスノボーにいったり、飲みに行ったりしている人はたくさんいます。

もしも吃音症の友達が欲しい人は、是非参加してみてください。

吃音のセルフヘルプグループに参加する際に気を付けるべきこと

つぎに、グループに参加する際の気を付けるべき点をみていきます。

100%の理解、同意を求めない

前述した通り、同じ障害でも、人それぞれ症状や癖などは違います。

連発吃音者が難発吃音者の苦しみをすべて理解することは難しいかもしれません。

難発吃音者が連発吃音者の辛さを100%理解することは難しいかもしれません。

軽度吃音者が、重度者を理解するのは難しいかもしれません。

重度者が軽度者の苦しみをすべて理解することも難しいかもしれません。

参加者に自分の症状や障害に関する考えを100%理解してもらおうと考えるのはやめましょう。

出会い目的の人がいる…かも

出会い目的の人(特に男性)はけっこう多い気がします。吃音のセルフヘルプグループの参加者はほとんどが男性なのに…。

僕が知る限り、出会い目的で来てる人は心がチャラいです。本気で恋愛しようとなんて思っておらず、ナンパするつもりで参加しています。女性の方は気を付けましょう。

さんようちゅうくん
さんようちゅうくん
心がチャラいって…
オウムガイちゃん
オウムガイちゃん
あなたの偏見じゃないの!?

 

とはいえ、実際に自助グループで出会い付き合った人や結婚した人がいるというのも事実です。吃音者同士の自然な出会いがないとも言い切れないのがセルフヘルプグループなのです。

政治・宗教の勧誘目的の人

これは比較的珍しいですが、いないことはないので、気を付けましょう。ちなみに、たいていの場合、そういう人は出禁になります。

グループによって雰囲気が違う

吃音のグループといっても、様々な種類のグループがあります。

先ほど紹介した通り、有名どころでは、一番歴史のある「言友会」、若者向けの「うぃーすたプロジェクト」などがあります。

ともに気軽に参加できるので、複数のグループに顔を出して、自分にあった雰囲気のグループを探すというのもいいと思います。

気軽に参加してみましょう!

さて、これまで吃音のセルフヘルプグループ(自助グループ)について書いてきましたが、もし興味がありましたら、是非参加しましょう。

参加費は数百円と安いですし、基本的に入退場は自由です。周りが同じ障害を持っている人ばかりの環境のなかで、安心して悩みを吐き出してみませんか。

きっと少しは心が軽くなるはずです。