保育と教育

フリースクールの特徴と通学するメリット・デメリットについて

どうも、フリースクールで3年間働いていたあさひです。

この記事では、実際に僕が働いていて感じた、フリースクールの特徴やフリースクールの良いところ、悪いところについて書いていきたいと思います。「なんか急に真面目な記事を書きやがって」と思われそうですが、許してください。

注意としましては、すべてのフリースクールに当てはまるわけではありません

あくまでも、僕が働いていたフリースクールを通して感じたメリット、デメリットを書いていくということになります。

もしも、お子さんをフリースクールに通わせたいと思っていらっしゃるのなら、実際に見学などしてみてくださいね!

さんようちゅうくん
さんようちゅうくん
自分の目で見て感じることが大事だよね!

フリースクールに通うデメリット

まずはフリースクールのデメリットから書いていきますが、当然ながらすべてのフリースクールに当てはまるわけではありませんのでご注意ください。

費用が高い

フリースクールは費用が高いです。

フリースクールは義務教育として国から認可されていなので、補助金が出ていません。無償の義務教育である公立学校と比べると費用の差は歴然です。

おそらく、フリースクールに通わせたいけど、学費の面で通わせることができないというご家庭も多いと思います。

たしかに、2017年に施行された「教育機会確保法」によって、フリースクールの重要性は法的に認められました。しかし、だからといって経済的な支援が為されているというわけでありません。

また、会議ではフリースクールや、家庭で学習している子どもたちへの経済的支援を求める声もあった。文科省の調査によれば、フリースクールの会費(授業料)は、平均して月3万3千円。自宅の近くにあることは少なく、交通費もかかるケースが多い。また、家庭学習も、教材などを自分で購入している場合もある。小中学校は義務教育なので、「不登校の子どもも教育無償化の対象に含めるべきではないか」という意見があるのだ。

引用:教育機会確保法施行1年 不登校の現場どう変わったか

現在もフリースクールを義務教育にするかどうか話し合いが為されている段階にあります。

生徒数が少なく刺激に欠けるかも

これはデメリットでもあり、メリットでもあると思いますが、基本的にフリースクールは、学校よりも生徒数が少ないです。

つまり、悪く表現するなら、ある意味で多様性に欠けている環境であるといえます。

学校の狭い教室では、最大で40人の生徒が共存しており、本当にいろいろな子どもがいます。乱暴だったり、いじわるな子どももいるでしょう。また、先生の目がすべての子どもたちに行き届くということは、おそらくないはずです。

学校において、子どもたちはこの過酷な環境を生き延びなければなりません。様々な子どもが入り混じる環境で生活していく能力を培うという点において、学校教育は優れているのです。

一方、前述の通り、フリースクールは少人数制を謳うところが多く、子どもたちはごく狭い人間関係の中を生きることとなります。また、学校に馴染めなかった子どもたちが比較的多く在籍しているので、子どもたちの性質もどこか似ています。

このように考えますと、在籍生徒数や子どもの同質性ということを考えた時、フリースクールは少し子どもたちにとって物足りないのかな?と思ったりもします。

学習の進度が学校に比べ遅い

フリースクールは学校に比べて学習進度が遅いです。

学校ですと、朝から夕方まで国語や算数などの座学がみっちり詰まっていますが、フリースクールにおいて座学というのはあくまでも一つのカリキュラムにしか過ぎません。

教科学習が少ない分、楽器演奏やスポーツ、図工に時間を費やすことができるので、そういった時間が好きな子どもならフリースクールでの生活を楽しめると思います。

デメリットを書くはずでしたが、なんだか肯定的な文章になってしまいましたね。とはいえ、学習進度が遅いのは事実なので、もし不安があるようでしたら、自宅学習や塾などを並行しておこなうのが良いと思われます。

フリースクールに通うメリット

少人数制で子どもが手厚く保護される

フリースクールのメリットの一つとして、少人数制という特徴があげられます。事実、僕が働いていたフリースクールでは、在籍している子ども達のケアを優先するため、新しく入学してくる生徒数に制限を設けていました。

また、「教師:生徒」の比率でいえば、学校が主に「1:最大40」という形をとっているのに対し、僕のいたフリースクールは、「6:10」という形になっていました。これは、一人ひとりの子どもに対し教師がしっかりとケアできることを意味します。

事実、複数の先生で一人の生徒について議論するというのは日常茶飯事であり、みんなが平等に保護されているという環境がフリースクールにはありました。

規則が緩く、比較的自由に過ごせる

僕の働いていたフリースクールでは、一応時間割やチャイムといったものはあったのですが、良い意味であまり機能していなかった気がします。

決められた事の他にやりたいことがあるなら、そっちを優先してもいいですし、やりたくないことを無理にやらせることもありません。多少の遅刻なら特にとがめられず、のんびりとした空気がそこにはありました。

いまだ軍隊式の教育が残っている学校教育と比べると、「なんだこの緩い空気は」と初めて見た人は驚くかもしれません。しかし、特に子どもたちが非行に走ることもなく、のびのびと成長していく様を見て、本来教育とはこうあるべきなのかもしれないと僕は思ったほどです。

異年齢集団で過ごすことができる

学校では、基本的に同学年の集団の中で生活します。まわりはみんな、同じ年齢の子どもだらけです。しかし、フリースクールは、基本的に異年齢の集まりです。小学生から高校生の年齢の子どもが、同じ空間で過ごします。

もちろん、学習カリキュラムは違いますし、時間割によっては年齢別にわかれたりもします。しかし、基本的には異なる年齢の子どもと一緒に行動します。

異年齢集団のなかで過ごせるというのは、大きなメリットだと個人的には思っています。

というのも、社会人になれば、まわりは異年齢の人ばかりです。いつまでも同じ年齢の人たちとつるむことはできないのです。そのように考えれば、早いうちに異なる年齢の人たちと触れ、コミュニケーションすることを学ぶというのは大切になってくるでしょう。

ずっと同年齢集団のなかに放り込む、今の日本の教育制度がおかしいのです。

フリースクールを卒業した子どもの進路は?

フリースクールを卒業した子どもたちはどのような進路を歩むのでしょうか。僕は学者ではないので統計などを出すことはできません。

しかし、僕が実際に接してきた子どもたちの進路を思い出すことはできますので、書き連ねていきます。

Nくん→フリースクール卒業後、公立の中学校へ

Oさん→フリースクール卒業後、通信制高校入学

Kくん→フリースクール卒業後、通信制高校入学

Aくん→フリースクール卒業後、作業所へ

Nさん→大学卒業、今年から大学院に進学

Sくん→美術大学卒業、今年から就職

Rくん→現在フリーター

Yさん→フリースクール卒業後、大学進学、現在は社会人

このようなものをみても、まったく参考になるようなものではないとは思います。しかし、一つだけ言えることがあるなら、みんな一生懸命生きています。元不登校であろうが、フリースクールに通うことで、自分なりの進路を見出し、人生を歩んでいるのです。

様々なフリースクールが存在している

さて、これまで僕が思いつく限りでフリースクールの特徴や、その良い面、悪い面について書いてきました。

もちろん、ここに記したものは、僕が以前働いていたみたフリースクールの特徴であり、すべてのスクールに当てはまるわけではありません。

世の中には様々なフリースクールが存在しており、カリキュラムから校舎の規模まで本当に多種多様です。

もしもフリースクールに興味があるのでしたら、実際に複数のスクールを見学して雰囲気などを知りましょう。きっと、お子さんにピッタリのフリースクールがあるはずです。