どうも、政治には疎いあさひです。
突然ですが、みなさんはニコニコ生放送という動画配信サイトをご存知でしょうか?
実は、ニコニコ生放送で活躍している横山緑という配信者が立川市市議会議員選挙に「くぼた学」として出馬することがわかりました(※追記:立川市議に当選しました。くぼた学市議の誕生です)。
横山緑 選挙チラシでポリ秋解禁
立川市議選に出馬する横山緑こと『くぼた学』のチラシが完成。そこにはよろしグーで微笑むポリ秋の姿が。更に本日から6日までの3日間、14~20時頃まで立川駅前でポリ秋チラシが配られる模様https://t.co/g6igwqXKbH pic.twitter.com/lVSA0Sufvk— ∋星屑JET∈ (@hkz_jet) 2018年5月4日
既に大きなニュースとなりネット上で話題になっていますが、そもそも横山緑こと「くぼた学」とはどのような人物なのでしょうか。また、彼の所属する「NHKから国民を守る党」とはどのような政党なのでしょうか。調べてみました。
Contents
くぼた学(横山緑)とはどんな人物なのか
くぼた学(横山緑)とはどのような人物なのでしょうか。
くぼた学(横山緑)のプロフィール
本名:久保田学
生年月日:1977年9月25日
職業:インターネット・コメディアン(?)・ニコニコ生放送の放送主
趣味:ネットサーフィン
公式ブログ:くぼた学公式ブログ『まなブログ』
ニコ生:暗黒放送G
Twitter:@kubotayokoyama
髪も切り髭も剃り、ことあと選挙用の写真撮影だ! pic.twitter.com/7VFhmBPEV8
— 横山緑 (@kubotayokoyama) 2018年2月14日
インターネットの一部界隈では有名な人物です。
普通、政治家に立候補するためにはクリーンなイメージが必要と思われますが、彼はその真逆の人間であり、ダーティなイメージが定着しています。
この記事では触れませんが、事実、過去の経歴や女性遍歴などは、決して褒められたものではありません。
明らかに怪しい立川市議選出馬予定の横山緑(くぼた学)、あんなに怪しいのに意外にも当選してしまうかもという悲報が伝えられています。とんでもない事です。#NHKから国民を守る党に投票してはいけません https://t.co/Px3zPiP6ot
— hunkydory (@maruchanreichan) 2018年5月8日
名誉棄損で訴えられた過去がある
横山緑は、とある美顔器に陰毛が混入していたという内容の動画配信をしたところ、美容会社から名誉棄損で訴えられたという過去があります。
その後、2017年に裁判で有罪が言い渡され、「罰金20万」という刑が言い渡されました。
「購入した製品に異物が入っていた」。インターネット上の生放送番組の配信で生計を立てる男(39)が、番組でこう発言したことが名誉毀損罪に当たるかが争われた刑事裁判の判決が6日、東京地裁であった。弁護側は「公共の利益を図るためだった」と無罪を主張したが、石田寿一裁判長は「視聴者の関心を引き、自分の収益を上げるためだった。公益目的はない」と退け、求刑通り罰金20万円を言い渡した。
控訴棄却、一審を支持。訴訟費用は被告人負担。 pic.twitter.com/1Mp5Vl4Bmh
— わくわく(wakuwaku) (@Pockenori) 2017年12月22日
彼としては不本意な判決であったようですが、最近はいろいろ厳しくなってきていますからね。
NHKから国民を守る党って?
くぼた学氏の所属する「NHKから国民を守る党」とはどのような政党なのでしょうか。
NHKから国民を守る党は、NHKにお金(受信料)を払わない方を全力で応援・サポートする政党(政治団体)です。 党代表は、元NHK職員(記者・経理)で、10年前に週刊文春でNHKの不正経理を内部告発したジャーナリストの立花孝志です。
公平中立な放送は理想であって実現は不可能であり、公平中立を謳っている公共放送である「NHKは必要がない」という主張のもと、活動しています。
「国民を守る党」へと
また、党首の立花孝志氏は、NHKが潰れたら、ゆくゆくは、「NHKから国民を守る党」から「国民を守る党」へ名称変更したいと考えています。
「国民を守る党」に変わったあとは、インターネットを使った直接民主主義を実現し、より柔軟でリアルな民意を政治に反映させたいと考えているようです。
こちらは、立花氏が政策に関して説明している動画です。
「書籍の電子化推進」、「生活保護の現物支給」、「年金廃止」、「高齢者の施設移住」といった政策も考えているようですね。ぜひ一度ご覧になってください。
なぜ、横山緑のマスクを捨てて立候補するのか
なぜ、今回の選挙でくぼた学氏は普段被っているマスクを外した形で出馬したのでしょうか。
横山緑のマスクは実は…
実は、これは議員としての外見にふさわしいか、という問題に関わってきます。
普段、くぼた学氏が横山緑として身に着けているマスクは、オリジナルのものではなく、東急ハンズなどで普通に売っている既製品です。
つまり、既製品のマスクということは、誰しもが同じマスクを被ればくぼた氏を装うことができるということです。
このことが議員の外見としてふさわしくないということで覆面はアウトということになりました。
グレート・サスケ氏はなぜマスクOKなのか
同じマスクを被っている議員に、グレート・サスケ氏がいますが、彼のマスクはオリジナルであり、一般人が彼のマスクを手に入れることはもちろん、被ることさえできません。
つまり、一般人がグレート・サスケ氏を装うことは不可能です。というわけで、サスケ氏のマスクは容認されているわけですね。
くぼた氏自身は、覆面をつけて立候補したかったらしいのですが、このような背景があり素顔での出馬となりました。
くぼた学が立川市議会議員に当選する確率は?
「政治に関心のない層の票を集めることができるかが鍵」と党首の立花氏は述べています。
とはいえ、くぼた学氏が立候補する立川市議会選では、定数28に対して立候補者が50人いるようで、かなりの激戦が予想されます。
立川市議会議員選挙に立候補するぞ。最大の激戦区、43人中28名が当選だ。
もちろん、放送以外の活動では覆面取りマジメにやってるぞ。 pic.twitter.com/frsPGJzVG5— 横山緑 (@kubotayokoyama) 2018年6月16日
もともと、市議会議員選挙の倍率はおよそ1.2倍と低いので、今回の選挙状況はくぼた氏にとっては少し予想外だったかもしれません。
確かに横山緑の出馬には驚いたけど
ニコ生で人気を博した横山緑が「くぼた学」として議員に出馬する、ということは、多くの人にとって驚きだったと思います。
かつて2ちゃんねるの管理人だったひろゆき氏も自身のTwitterで驚きを隠していませんでした。
え、、、これネタのコラージュ画像じゃなくて?? https://t.co/O54eK4ppSF
— Hiroyuki Nishimura (@hiroyuki_ni) 2018年5月4日
たしかに、今までの議員候補者たちからすれば、横山緑のような人は異端だといえます。
しかし、インターネットが一つのメディアとして市民権を得た昨今、今回のようなことは珍しいことではないのかもしれません。
横山緑は、配信中に街でファンから声を掛けられたということもある通り、人気や知名度に関してはそれなりにあります。もしかしたら、本当に彼は議員になるのかもしれませんね。
【追記】くぼた学氏が立川市議選に当選しました
くぼた学氏がついに立川市議選に当選しましたね。獲得票数は1231票で下から三番目の当選です。
NHKから国民を守る党くぼた学は1231票で立川市議会議員に当選することができました。
これも全て多くの皆様方に助けてもらったおかげです。
ありがとうございました。 pic.twitter.com/fvApfSZepv— 横山緑 (@kubotayokoyama) 2018年6月18日
彼の当選には賛否両論(批判のほうが多い?)ありますが、地方議員となったからには、しっかりと立川市民の期待に応えてほしいですね。
おめでとうございます!!
ニコ生主「暗黒放送の横山緑」こと久保田学さんが議員に 立川市議選で当選確実!|ガジェット通信 GetNews https://t.co/phPBusClyF via @getnewsfeed
— Hiroyuki Nishimura (@hiroyuki_ni) 2018年6月17日