僕について

吃音が原因で注文や自己紹介、電話が怖すぎる件

今日も吃音について書きます。昨日の続きです。

僕は吃音症という障害をもっていますどうも、あさひです。 以前どこかの記事でも書きましたが、僕は吃音症という障害を持っています。 ぜひ皆さんにも知ってほしいので、今...

自由に食事を注文できない

僕が吃音で困ること、それはお店で食事を注文するときです。

マクドナルドで

たとえば、マクドナルドで注文するとしましょう。

僕はチーズが大好物なので、「チーズバーガー」を頼みたいのですが、「チ」という音の発声が苦手なので、「チ」という発音を避けるため、特に食べたくもない「ハンバーガー」を注文してしまうことがあります。

家系ラーメンで

また、家系ラーメンを注文するときにも同じことがいえます。大抵の家系ラーメンは食券制なのですが、食券を渡すときに「味の濃さ」、「麺の硬さ」、「油の量」を聞かれます。

きつ音の僕にとって、この問いに答えるのは、かなり厳しいといっても過言ではありません。

味の濃さは「濃いめ」で頼みたいし、麺の硬さは「硬め」で、油の量は「多め」で頼みたいのですが、いかんせん「濃いめ」「こ」が、そして「硬め」「か」が言いづらいので、毎回注文時には「油多め」としか頼んでいません(「油」の「あ」は比較的言いやすいのです)

本当はスラスラと「濃いめ硬め多め!!!」と注文したいんですけどね、僕が注文すると挙動不審になりながら「………っ、こ、こ、っこいめ…えっと………か、かため、えっと…おおめ」という感じになってしまうわけです。

ちなみに、家系ラーメンの話ではないのですが、替え玉を頼むときも言葉が出しづらくて苦労します。「替え玉お願いします」という言葉の最初の「か」が言いづらいのです。

自分の名前が言えない

いままでたくさんの吃音者と接してきましたが、自分の名前が言いづらいという方が多くいるように思えます。なかには、結婚相手は言いやすい苗字の人が良いと考えている人もいました。

苗字の言いやすさが結婚基準なのかーい!と思う人もいるとは思いますが、吃音者にとって名前の言いやすさは重要なのです。

もちろん、僕も自分の名前は言いにくいです。自己紹介の時にどもってしまい、場の空気を変な感じにしてしまったことは何度もあります。

ちなみに、会社名にも同じことがいえるようで、会社名が言いづらい!会社名の言いやすいところに就職、転職したい!と考えている方もいました。

名前というのは言い換えができないので、吃音者にとって鬼門の一つだといえそうです。

音読は恐怖そのもの

国語の時間にある音読は本当に嫌いでした。音読のある日は朝から本当に憂鬱で、消えてしまいたいと思ったほどです。

なぜ、音読が嫌いだったか。

あらかじめ決められた文章を読まされるということは、言い換えができないということです。言いやすい言葉だけで構成された文章ならマシですが、そのような文章なんてあるはずもなく、大抵言いづらい言葉も入っています。

静寂が包む集団のなかで自分の声だけが響く環境、そこで文章を読まされるというのは、まさに恐怖そのものなのです。もしも音読中にどもったら、随伴行動がでたら、みんなから笑われるという恐怖、そんな恐怖はもう味わいたくないです。

電話が怖い

音読は恐怖そのものでしたが、電話も恐怖そのものです。

友達などに電話をかけるときは、あまり怖くないのですが、フォーマルな場面で電話する時は、俗世から逃げ出したいと思うほど不安を感じてしまいます。最近は電話を嫌う若者が多いそうですが、吃音者は彼ら以上に電話を怖がっているといえるかもしれません。

それにしても、なぜ電話があんなに怖いのでしょうか。おそらく、

「急に鳴る呼び出し音」

「相手の顔が見えない」

「表現ツールが音声だけという状況」

「音声コミュニケーションによる独特の間」

ビジネスシーンにおける「定型文の多さ」

これらが合わさっているから恐怖を感じるのではないでしょうか。

不意打ちを食らったかのように突然鳴りだす呼び出し音、相手の情報が視覚的に伝わってこない不安、ジェスチャー等は使えず言葉だけで伝えなければならない不安、かたっ苦しい挨拶などをスラスラと言わなければならない不安…とにかく電話は不安だらけの装置だといえます。吃音者なら尚更そう感じるでしょう。

日本社会は、もう電話なんてものは廃止にして、メールやLINEに一本化しませんか?…無理か!!!

それでも前向きに生きていきます

僕が吃音で困ることを適当に書いてきましたが、まだまだ困ることはたくさんあります。正直、しんどいです。

吃音者は100人に1人の割合で存在しているらしいですが、どうして僕がその吃音者なのか、と考えたこともあります。そんなことを考えても、なにも好転はしないのですが、やはり心の中で割り切れていない部分はありますね。

あーしんどい!普通にしゃべれる人間になりたかったですし、発声のことで悩みたくもないというのが正直なところです。それでも、前を向いて生きていこうと思います。あーがんばるぞー!がんばるぞー!